「しいたけ占い師」はどんな人なのだろう?ふと、そんな疑問が浮かびました。
顔出しはしないスタンスで、露出も決して多くない「しいたけ占い師」さんですが、メディアでのインタビューにはたびたび登場されてました。
インタビュー記事などから「しいたけ占い師」さんの人気の理由、読者になぜ突き刺さるのかが見えてきました
今回の記事では「しいたけ占い」ではなく「しいたけ占い師」という人物にスポットを当ててみました。
「しいたけ占い師」はどんな人?メディアでの露出
「しいたけ占い師」の「しいたけ」さん
簡単なプロフィールは「しいたけ占い」のページに
ありますので割愛します。
「しいたけ」さんは「顔出しなし/本名非公開」の
占い師さんです。
メディア露出(雑誌のインタビューなど)はありますが
ご自身が顔出しすることはありません。
戦略として「顔出ししない」と仰ってます。
この「顔出しなし」には
- しいたけのキャラクターを出すことで、年齢や性別なので先入観を消す
- 占いの言葉を「そのまま」読者に伝えるため
という戦略内容のようです。
人は「先入観」や「感情」があると、他人の言葉を
素直に受け取ることができません。
曲げて解釈することがあります。
「しいたけさん」はこのようなことを予め想定して
そうならない戦略を取られています。
過去の雑誌での対談やインタビューを見ても
顔は出されていませんでした。
✳︎容姿は被り物をして、横から撮った写真はありましたが
個人特定は不可能でした
「X(ツイッター)」を見ても、ご自身の
登場はなく実家のペット(虎徹)の画像は
いくつか投稿されています。
「しいたけ占い師」が支持される理由(スタンスと特徴)
「しいたけ占い師」のしいたけさんが、なぜこれだけ支持されるのか考えてみました。
今回は多くののインタビュー記事の発言から、支持される理由を探りました。
「占い」については「未来を占う、答えを出す、というより読者の悩みに寄り添う」というスタンスを取られています。
また、「病院や専門医のところに行く前に相談しに来る場所」「気軽に行ける場所」。占いはそんな存在でありたいと仰ってます。
これらは「読者の悩みを受け止める」というスタンスであり、これが読者にとっては「安心感がある」「押し付けられる感じがしない」という気軽さに繋がっているのが支持される理由と考えられます。
「しいたけ占い」の特徴を整理してみた
「しいたけ占い」の鑑定結果と「しいたけ」さんご本人のインタビューから
その「占い」の特徴を整理してみました。
占星術+リーディングの組み合わせ
「しいたけ占い」は西洋占星術をベースにして、「リーディング」という手法を組み合わせた占いです。
占星術は「星や天体の位置と動きから、国、社会、個人の運命を予知する」手法です。「しいたけ」さんが占星術を学び始めに「鏡リュウジ」さんの著書をよく読まれたそうです。
この占星術に「リーディング」と言って人の放つオーラ見る手法を組み合わせています。
「オーラ」とはしいたけさん曰く「人の持つ雰囲気」「音や温度」みたいなものが伝わってくる、と言っています。
ご自身のnoteでおっしゃってたのは、「緊張感が伝わってくる人」。具体的に「和食店」なので料理人の雰囲気って「ビシッ」している。
そう言う人は「高音のキーン」というものが含まれて、オーラは「水色と白が混ざった鋭い色」として、しいたけさんは感じ取るようです。
まさに「しいたけさん」独自の手法と言えます。
悩み事の「答え」は出さないスタイル
「しいたけ占い」を読むとわかりますが、「具体的にこうした方がいい」という「答え」はありません。
「しいたけ」さんは、日本の同調圧力を例に挙げ、日本人は「世間(他人)はこうする」>「自分のしたいこと」という、自分の意見ではない他社の意見に従う、と仰ってます。
もし、占いで「こうすると良いよ」と「答え」を伝えると、相談者はその「答え」にしたがい、自分の中の「答え」
で「他者の答え」に従うことは、その先も「他者」に依存する関係を作るので良くないと考えてるようです。
一般的な「占い」は「占い師が結論を提示」しますが、しいたけ占いは結論を提示せず、「読者自身がどうするか決める)」という特徴があります。
また、一般的な「占い」は結論を提示することで、以後、読者は占い師に「答え」を求めようとしますが、しいたけ占いは「読者の考えを促す」を提示します。
これが「しいたけ占い」の特徴です。
「しいたけ占い」は相談できる場所
「しいたけ」さんは雑誌のインタビューで、「病院の行くもっと手前で「愚痴を吐きたい」、「悩み事を相談したい」時に行く場所で、占いは役に立てるんじゃないかと思う」と仰ってます
本当にプライベートな悩み事は、近くの友人知人には話しづらいし、病院や専門家に相談するには、少し大袈裟な感じもする。
簡単に相談するには「ハードルが高い」と相談者は感じてしまうので、相談すらできます。
最近は、SNSで不特定多数に向けて投稿し「悩み」をぶち撒ける人もいてますが、「否定」されたり安心して話を聞いてくれ場ではありません。
また、相談者が悩みを上手く言語化できてない場合もあります。なんかモヤモヤするでも上手く頭が整理できてない。そんなとき、話を聞いてもらえるだけで、「まとまる」場合もあります。
ハードルが高くない、否定されない、頭を整理する。そんな場が「しいたけ占い」なのかもしれません。
しいたけさんが考える「占い」は「未来を決めるもの」「結論を出すもの」ではないということです。むしろ相談者に寄り添っえ話を聞いて悩み事を整理する「カウンセリング」のような機能なのかもしれません。
「しいたけ」さんの書く文章は読者に突き刺さる
「しいたけ占い」の鑑定結果読んでみて、なぜこれだけ多くの人に支持されるのか考えてみました。
「しいたけ占い師」はなぜ読者の本音を引き出せるのか
具体的に「しいたけ占い」の鑑定結果の文章を引用して説明します。「2026年上半期しいたけ占い 牡羊座」から引用しています。
今の牡羊座の話からさせてください。
というのは、改めて、ここ数年間の牡羊座の運勢を見ていった際に、「ずっと、走りっぱなし」という、少し「異常」とも言えるような頑張りがあったのですね。もちろん、要所要所でちゃんと止まったり、休んだりはしてきたのだけど、「ひとつの目標を達成したら、また、次の目標に向けた鍛錬を始めていく」というような、連続した流れがあったのです。正直、「いやぁ、ちょっと疲れちゃったよね」と思っている方も多いと思います。
まず注目したいのが「ここ数年間の牡羊座の運勢を見ていった際に、「ずっと、走りっぱなし」という、少し「異常」とも言えるような頑張りがあったのですね。」という一文
多くの人はこれまで「頑張ってきた」経験はあるはずです
- ブラックな職場環境でも、心折れず仕事を突っ走ってきた
- 資格試験のためにプライベートな時間を勉強に費やした
- スキルアップのために、好きでない上司・先輩でも付き合ってきた
これらって「自分では頑張ってる」けど、「他人」に言われて再認識したり、「やっぱり自分は頑張ってきたんだ」と肯定された気分になり、嬉しさを感じる人もいるのではないでしょうか。
そして後半の「正直、「いやぁ、ちょっと疲れちゃったよね」と思っている方も多いと思います。」という文章。
頑張り続けて心のどこかで「休みたい」と思っていたり、「確かにちょっと疲れてるよな」と自分では薄々感じているけど、立ち止まれなかった心の内を引き出している。
このように「抽象的」な表現によって、読み手が自分の経験を当て嵌める構造になっており、読者に突き刺さる文章になっています。
「しいたけ占い師」さんの文章は心理学
さきほどの引用した鑑定文を次は「心理学」の角度で分析してみました。「しいたけさん」が意識的なのかはわかりませんが、いくつかの「理論」や「効果」が使われていました
「しいたけ」さんの鑑定結果の文章を引用して説明していきます。
2026年上半期の乙女座を鑑定した文章を引用します(引用先:https://shiitakeuranai.jp/half-yearly-horoscope/2026-h1/virgo/#fortune)
今、乙女座だけではなくて、我々すべてが、いわゆる、「荒波の時代」の中に生きています。そして、そのような「荒波の時代」の中にいる乙女座を占っていった時に、大きくふたつの力が育っていたのですね。
ひとつは、「今、自分の目の前にある大切なものを守っていこうとする力」です。
時間、プライベート、仕事、家族、お金、これまで続けてきたこと、これからの可能性など、人によって、「何を大切に思い、守っていくか」や「その優先順位」は異なっていくのですが、あなた自身が「これは絶対に守りたい」と考えるものを、守り抜いていく覚悟がかなり強まっているのです。
「自分にとって、何が大切かを決めて、それを守っていくこと」は、自分自身が「ただいま」と言って帰ってこられる「港」を守る感覚に似ていて、「ただいま」と言える場所があるからこそ、「いってきます」と言って、また冒険の旅に出かけることができるのです。この、「ただいま」と言って帰っていける場所を守り、育てていくことは、あなたにとって、本当に大切なミッションになっていました。
自分ごとと感じやすい「バーナム効果」
しいたけさんの文章で「ひとつは、「今、自分の目の前にある大切なものを守っていこうとする力」です。」とあります。
この文章は「バーナム効果」と言って「誰にでも当てはまることを、自分だけに当てはまる」と感じる傾向があります
たとえば「今、自分の目の前にある大切なものを守っていこうとする力」なら、結婚を考えている人は「家族」を守ろうと考えてますし、仕事が激務で転職を考えてる人は「自分の時間を守るため転職をしよう」と考えると思います。
このように広く解釈できる文章は、読んだ人が「自分のこと」を当てはめ突き刺さる文章と感じやすいです。
自分の経験を当てはめるスキーマ理論
スキーマ理論とは読者自身が「自分の過去の経験などを補完して解釈すること」です。
さきほどのバーナム効果で説明しました
たとえば「今、自分の目の前にある大切なものを守っていこうとする力」なら、結婚を考えている人は「家族」を守ろうと考えてますし、仕事が激務で転職を考えてる人は「自分の時間を守るため転職をしよう」と考えると思います。
であれば、「自分の時間を守るために転職しよう」はスキーマ理論が働いています。「これまで安定した生活を送るために仕事をしてきて結果も出した。でもふと自分の時間がないことに気づいた」という自身の経験を
つまり、しいたけさんの「大切なものを守る」という文章に、自分の経験を当てはめ「大切なもの=自分の時間」(この意味の補完がスキーマ理論)、「大切なもの守るために転職をしようとしている」がバーナム効果です。
このように文章に高度な心理学のテクニックが含まれているので、読者に「自分のことだ!」と突き刺さるのです。
比喩表現
「しいたけ占い」の文章の特徴に「比喩表現」の多さがあります。しいたけさんの文章であれば「荒波」や「港」がそれに当たります。
比喩表現は抽象的なので、読者が自分の頭の中で情景を思い浮かべます。言葉をイメージに置き換えるので理解しやすく、強く印象に残ります。
例えば「荒波の時代」と言われれば、受験勉強、部活のレギュラー争い、就職活動などなど、自身の経験で思い起こす場面があると思います。
このように広く読者が解釈できるため、多くの人の共感を得やすい文章になっています。
悩める人の「しいたけ占い師」さんという存在
本記事では「しいたけ占い師」の特徴を整理してきました。
「しいたけ占い師」さんは一般的な占いの「未来を予測する」「答えを出す」とは違う「占い」のスタンスをお持ちでした。
「しいたけ占い師」さん自身が「占い」は答えを出すのではな、読者に寄り添うスタンスを取っておられ、それが読者にとって安心感や受け入れやすさに繋がってるのではないでしょうか。
また、「しいたけ占い師」さんの書く文章が「バーナム効果」「スキーマ理論」「比喩表現」によって多くの人に当てはまり易いと感じる文章で共感を得ていると考えられます。
こう考えると「しいたけ占い師」さんは読者の悩みを「解決」するというより、悩みを整理させて、読者自身が解決に向かう背中を推してくれる存在なのかもしれません。
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