「易占い師」ってどんな占い師だろう?
あまり馴染みがない「易占い師」。そもそも読み方を知っていますか?正しい読み方も知らない「易占い師」。
そんな「易占い師」がどんな占い師なのか?どうやって占っているのか?また、「易占い師」になるために必要な知識や資格など必要なのか?
「易占い師」の全てをご紹介したいと思います。
易占い師はどんな占い師
「易占い師」は「えきうらないし」と読みます。「易(えき)」という考え方を使って相談者の悩みを読み解く占い師です。
仕事や恋愛などの悩みに対して「今の状況」や「今後の変化の可能性」などを占っていきます。「易占い」を調べてみると専門用語やどう読むのかわからない漢字が出てきて、初心者には理解するのが難しい占いです。
ここでは「易占い師」がどのような方法で鑑定しているのか、基本的な仕組みを解説します
「易経」をもとに卦(け/か)を読み解く占い師
「易占い」の元になるのが「易経(えききょう)」です。
「易経」は中国で成立した書物で、「物事は常に変化していくもの」という考えを元に、現状や今後の変化を読み解いていくものです。
「易占い」では鑑定した出てきた結果の「卦(け)」と呼ばれるものを読み解いていきます。
「易占い師」は「卦」を読み解いていきますが、単に「吉」「凶」を売らなうのではなく、出た「卦」から現在抱えている問題点や、今後どう変化していくのか読み取ります。
なので「転職をするならどのタイミングが良いか」「交際相手との今後はどうなるか」など、こういった相談内容は「易占い師」が得意とする分野ではあります。
易占いは「卜術(ぼくじゅつ)」
「占い」は一般的に「命術(命術)」「卜術(ぼくじゅつ)」「相術(そうじゅつ)」に分類されます。
「易占い」は、「卜術」に分類される占いです「卜術」とは、偶然に現れた結果から現在の状況や問題、今後の変化を読み取る占術です。
イメージしやすいのは「タロット占い」です。占いに詳しくない人でもタロット占いは何となく知っていると思います。
タロット占いでは引いたカードが絵柄や配置を読み取っていきますが、「易占い」では「筮竹(ぜいちく)」と言われる50本の細い竹の棒やコイン、サイコロなどを使って「卦」を出し、それを読み解いていきます。
「易占い師」は何を見て鑑定している
「易占い師」は占いで出た「卦」を見て鑑定しています。
易には「八卦(はっけ)」「六十四卦(ろくじゅうよんしけ)」と言われる基本の組み合わせがあり、それぞれに意味があります。
その「卦」の意味を読み解き、今の状況やこれからの変化を見ていきます。
ただ、「易」には「周易」「断易」「梅花心易」など複数の方法があり、占い師によって使う方法や読み解き方がことなります。
そのため、「易占い師」であっても、それぞれの占い師により鑑定方法に違いがあり、一様の鑑定結果が出るわけではありません。
易占い師はどうやって占う?
先述しましたが、「易占い師」は「卦(け)」を読み解きながら鑑定していきます。
「卦(け)」の出し方にはいくつかあり、占い師により使う道具や鑑定方法がことなります。
筮竹(ぜいちく)・コイン・サイコロなどを使って卦を立てる
「易占い師」と聞くと細長い竹の棒を持っているのをイメージする人も少なくないと思います。
あの細い竹の棒は「筮竹(ぜいちく)」と呼ばれています。筮竹を一定の手順で分けて、「卦(け)」を出します。
今は、占い師によって「筮竹(ぜいちく)」ではなく、コインやサイコロを使って「卦(け)」を出す人もいます。
どの道具を使う場合でも、出た結果から「卦(け)」を作って読み解いていくのが基本的な占い方です。
八卦・六十四卦から現在の状況や変化を読み解く
「易占い」では「八卦(はっけ)」と呼ばれる基本の形があります。
この八卦を上下に組み合わせたものが「六十四卦(ろくじゅうよんけ)」と呼ばれています。
それぞれの卦には意味があり、「易占い師」は出た卦をもとにして、現在の状況や今後の変化を読み解いきます。
周易(しゅうえき)・断易(だんえき)・梅花心易(ばいかしんえき)など種類がある
「易占い」にも種類があります。代表的なものでは「周易(しゅうえき)」「断易(だんえき)」「梅花心易(ばいかしんえき)」などがあります。
「周易(しゅうえき)」は出た卦と易経の言葉から状況や変化を読み解いていきます。
「断易(だんえき)」は「五行易(ごぎょうえき)」とも呼ばれており、卦に五行や十二支を組み合わせて吉凶などを判断していきます。
「梅花心易(ばいかしんえき)」は筮竹など同具を使わずに、生年月日や身の回りにある数字から卦を出して鑑定する方法です。
このようにひと言で「易占い」と言っても鑑定方法は占い師に良って異なります。
易占い師に相談できること・向いている悩み
「易占い師」には仕事や恋愛や人間関係など、いろんな悩みの相談ができます。
特に「今、どうするべきか」判断が必要な具体的な相談内容に向いています。たとえば「転職は今するべきか」「これからどう行動するべきか」というような相談内容です。
これは、「易占い」が出た卦から「今の状況」や「これからどうすべきか」を鑑定する占いだからです。
ここでは具体的にどんな内容が向いているのかを紹介します。
仕事・転職・契約について
「易占い師」には相談者の仕事に関すること、たとえば転職するタイミングや、今している仕事の案件についての相談ができます。
たとえば
- 転職を考えてるが決断に迷う、今の会社に残るべきか転職するべきか
- もし転職するならどのタイミングがベストか?
- 独立することや起業するのはどうか?
- 今、商談を進めている内容で契約して良いのか?
今抱えている悩みで「これからどうすべきか」を迷っているときに、相談しやすい占い師です。
恋愛・人間関係について
易占いは、恋愛や人間関係の相談にも向いています。
「今の恋人と将来的にどうなりそうか」「職場の人間関係がどう変化していくのか?」など身近な人たちとの関係性を占ってくれます。
「易占い師」は相手の性格などを分析するより、相手や周辺の人々との関係性がこれからどのように変化していくのかを相談するのに向いています。
たとえば「AかBかどちらを選ぶか」など選択するとき
相談者の気持ちの中で迷っていることで、どちらにするか決めれないとき、「易占い師」に相談するタイミングです。
- 内定をもらったA社にするかB社にするか
- 今の交際相手と関係を続けるか止めるか
- 新規事業を始めるか、既存事業に力を入れるか
普段、決めきれず迷うことってあると思います。大きな決断につながる場合だと余計に決めきれません。そんなA orBの決断の時は「易占い師」に相談するタイミングです。
行動するタイミングや今後の流れ
「易占い師」は今後、物事がどう変化していくのかを読み解くことが得意なので、行動するタイミングの相談にも向いています。
たとえば
- 新しい店舗の話を今すぐ進めるか少し待つか
- 取引先に新しい提案を持ちかけて良いかタイミングか
- 設備投資を今行うか、少し待つか
ある程度、計画がもとからあり、それを始めるタイミングの相談に向いています。
「易占い師」に向いていない相談
「易占い師」には向いていない相談内容として、「自分はどんな人生なのか?」とか「生まれ持った性格や考え方の特徴を知りたい」など、漠然とした大きな質問は向いていません。
このような相談は、生年月日などから個人の性格や考え方の特徴や、長期的な運勢を鑑定する四柱推命や西洋占星術などの占術の方が向いています。
なので、「易占い師」に相談する際は「私の向いている仕事は何?」や「仕事運を知りたい」と聞くよりも「今の会社から転職すべきか」など具体的なことを聞く方が向いています。
易占い師に相談する時の質問の仕方
「易占い」だけに限ったことではありませんが、「易占い師」に相談する前に質問事項を考えておく方が、鑑定後に行動に役立てやすいです。
質問の仕方にはポイントがありますので、ぜひ「易占い師」に相談する前に読んで、参考にしてください。
知りたいことを具体的にしておく
「易占い師」に相談して、自分が知りたいことを解像度よく具体化しておきましょう。
例えば、仕事のことなら「今の仕事どうですか」や「組織に属するのに息苦しく感じる」ではなく
- 今の会社に残るか転職するか迷っている(将来を不安に感じている)
- 独立を考えているが、今のタイミングで進むか迷っている(気持ちは決まってるがタミングがわからない)
恋愛のことなら「パートナーはできますか」ではなく
- 好きな相手に今、自分からアプローチしても大丈夫か?
- 恋人を作るために何をすればいいですか?
結婚のことなら「いつ結婚できますか?」ではなく
- 結婚の話をしたいがどのタイミングがいいですか?
- 相手のプロポーズを待つか、自分から動くかどちらがいいですか?
人間関係のことなら「職場の人間関係はどうですか」ではなく
- 職場で関係が悪くなったら自分から話しかけるべきですか?
- 話しかけるならタイミングはどんなタイミングですか?
など、より具体な行動をどうすればいいのかまで落とし込んで聞いてみましょう。
現在の状況や悩みを整理しておく
質問を整理しておくだけでなく、なぜそのことで悩んでいるのかも整理しておくと良いでしょう。
例えば、上記、「知りたいことを具体化しておく」で紹介した悩みを整理すると
「転職」のことなら「人間関係が嫌で転職を検討している」「給与をあげたいから転職したい」
「恋愛」のことなら「中途半端な関係が嫌だからはっきりしたい」「ひとりが寂しい」
「結婚」のことなら「早く結婚したいから」「破局するかも知れない不安があるから」
「人間関係」のことなら「気まづい雰囲気を改善したい」「早く仲直りしたい」
など、本音の部分があると思います。それを言語化できるように整理しておきましょう。
選択肢がある場合はAかBか明確にしておく
悩みを整理しておくことと被る部分がありますが、自分の中で決めきれないこと。複数の選択肢で決め手に欠いて決断できないことがある場合、その選択肢も明確にしておきましょう。
たとえば転職だと「すぐに転職するか、もう少し経験を積んでから検討するか」など迷っている選択肢があるはずです。
易占いでは何について占うのかを具体的にすることで、質問と結果を結びつやすくなります。
結果だけでなく今後の行動のヒントも聞いておく
「易占い師」に質問する時は、「自分がどう行動すれば良いか」を聞くようにしましょう。単に「結果」だけを聞いたところで自分の行動には結びつけられません。
たとえば「転職した方が良いか迷ってる」ときに相談して「今は動くタイミングではない」との鑑定結果が出たとします。
その結果に追加して「では、今は何を準備しておくべきか」など、転職のタイミングまでにしておくことも聞いておきましょう。
易占い師と他の占術を使う占い師の違い
「易占い師」と「他の占い師」がどう違うのかを表にしていみました。
どの占い師に相談すれば良いのだろう?そんな疑問をお持ちの方は表の右端「向いている相談」を確認ください。
| 占いの分類 | 占い師が主に見るもの | 向いている相談 | |
|---|---|---|---|
| 易占い | 卜術 | 出た卦(八卦・六十四卦) | 選択・判断・今後の流れ |
| タロット占い | 卜術 | カードから状況を読む | 現在の状況・近い未来 |
| 四柱推命 | 命術 | 生年月日や出生時間 | 性格・適正・長期の運勢 |
| 手相占い | 相術 | 手のひらの線や形 | 性格・傾向・運勢 |
易占い師になるには
「易占い師」になるための順序をお伝えします。これまで「易占い師」ってどんな占い師?にお答えしましたが、興味が湧いてきた方で「易占い師」を目指そうと思ったなら、ぜひ参考にしてください。
易経や八卦・六十四卦について学ぶ
「易占い師」を目指すのであれば、まず易経の基本的な考え方や、八卦・六十四卦の意味を学ぶ必要があります。
独学で学ぶなら本で勉強できます。「易占い」の基本から学べる本が発売されています。
ただ、独学では専門用語の読み方やルールなど、一人で勉強をするには辛い部分があります。そういう方には講座やスクールが開講されてますので、そちらを受講することをお勧めします。
料金は講座やスクールにより違いますが、安いところでは入会金2万円、授業料月1万五千円のスクールなどがあります。
こう言った方法でまず基本を学んでいきます。
易占い師になるための資格
「易占い師」として活動するため必要な国家資格や公的な資格はありません。
なので、資格がなくても「易占い師」として活動することはできます。ただ、「易占い師」としての実力の裏付けとして何か欲しいのであれば、団体や教会が認定している民間資格はあります。
「易占い師」として活動する際に「資格」があれば信用度が増しますので、取る価値はあると思います。
「易占い師」のまとめ
ここまで「易占い師」について解説してきました。
「易占い師」は「卦(け)」を読み解いて、現在の状況や今後の変化を鑑定するのが得意な占い師です。
恋愛や人間関係など幅広い相談内容に対応してくれます。特に「転職すべきか」「今行動すべきか」「どちらを選択すれば良いのか」という具体的な判断に迷っているときに相談するのが良いタイミングです。
「易占い師」に相談する時はただ漠然と質問や悩みを投げかけるのではなく、何について迷っているのか?何を決めて欲しいのかを明確にして鑑定を依頼しましょう。
ただ、「易占い師」に相談して出た結果で物事の判断をどうするのか決めるのではなく、あくまでも最終の判断は相談者自身で決定するようにしましょう。
鑑定の際は結果だけを聞くのではなく、向かうべき方向で自分は何ができるか、どう行動していくべきかも聞くようにすれば行動の参考になります。
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